REX-R231 Setup Disk 2 (Windows NT4.0 ) Ver 3.1 ============================================================================= [ REX-R231 Setup Disk 2 について] 07 / July. / 2001 ラトックシステム株式会社 Copyright(C) 1997-2000 RATOC Systems,Inc./Advanced System Products. ============================================================================= 本ドキュメントでは、ユーザーズマニュアルに記載できなかった補足事項について 記述しています。 □目次 1.ディレクトリ構成について 2.前バージョンからの変更内容 3.マニュアル訂正事項 4.一時的制限事項 5. WNASPI32.DLL について 6.リムーバブルメディアに関する補足事項 7.接続機器の転送モードに関する制限 8. スキャナを検出できない場合の注意事項 9.スキャナを使用する場合の注意事項 10.PLEXTOR PX-R412Ceを使用する場合の注意事項 11.SCSI機器を複数台接続すると不安定な場合 12. ニコン製フィルムスキャナCoolScanVを使用する場合の注意事項 13.SCSIコンフィギュレーションユーティリティについて 1. ディレクトリ構成について REX-R231 Setup Disk 2 のディレクトリ構成は下記のようになっています。 \+ +--REXR231.SYS ( MiniPort Driver for Windows NT ) +--NTR231.INF ( INF file for REXR231.SYS ) | +--DISK1 ( NT4.0 インストール用ディスク識別ファイル for DOS/V ) +--TXTSETUP.OEM ( NT4.0 でのインストール情報ファイル for DOS/V ) +--REXR231i.SYS ( WindowsNT 4.0 対応 PCIC直接制御ミニポートドライバ ) +--REXR231i.INF ( INF file for REXR231i.SYS ) +--REXR231i.TXT ( WindowsNTへの直接インストール手順説明 ) +--README.TXT ( 本ファイル ) +--QUEST.TXT ( お問い合わせシート ) | +--SCSIUT | +--SETUP.EXE ( Windows NT用 ユーティリティセットアップ ) | +--SETUP.EXEが利用する圧縮ファイル | ( Windows NT4.0用 SCSI コンフィギュレーションユーティリティ ) +--ASPI32 +--WNASPI32.DLL (32bit ASPI Manager for Windows 2000/NT ) +--WNASPI32.INF ( INF file for WNASPI32.DLL ) 2. 前バージョンからの変更内容 Ver 3.0から Ver 3.1 への変更内容 変更1: フォーマットユーティリティ REXFMT95.EXE Ver2.70 への変更 64GB以上のディスクに対応しました。 Ver 2.1から Ver 3.0 への変更内容 変更1:SCSIユーティリティ用インストーラの変更 フォーマットユーティリティと機器接続確認ユーティリティが Windows NT4.0 でもインストールされるように変更しました。 Ver 2.1 から Ver2.90 は欠番 ・製品添付のCD-ROMとバージョン番号を統一するため欠番としました。 Ver 2.0から Ver 2.1 への変更内容 変更1: NTR231.INF の変更 ・ドライバインストール後は /safety オプションが設定されるよう変更し ました。 変更2: SCSIコンフィギュレーションユーティリティ Ver2.62 への変更 ・初期状態で /safety が選択されるよう変更しました。 Ver 1.9から Ver 2.0 への変更内容 変更1: SCSIコンフィギュレーションユーティリティ Ver2.61 への変更 ・safety および safety2 の項目が追加されました。 Ver 1.8から Ver 1.9 への変更内容 変更1: REXR231.SYS Ver2.9A-R18.05 への変更 ・アグファゲバルト社製イメージスキャナ DUOSCAN HiD でスキャンできない 不具合を修正しました。 変更2:Windows NT用インストーラの変更 フォーマットユーティリティと機器接続確認ユーティリティが WindowsNT4.0 でもインストールされるように変更しました。 変更3:WNASPI32.DLL v1.1への変更 キャノン製スキャナソフトScanGearおよびScanCraftに対応しました。 Ver 1.7から Ver 1.8 への変更内容 変更1:WNASPI32.DLLの提供 Windows 2000対応の32ビット版ASPIマネージャを提供しました。 Ver 1.6から Ver 1.7 への変更内容 変更1:REXR231.SYS Ver2.9A-R18.01 への変更 ・ニコン製フィルムスキャナCoolScanVでSAアダプタを使用した場合に、 データが化けたりする不具合を修正しました。 変更2:SCSIコンフィギュレーションの変更 ・コマンドキューイングの初期値をOFF(無効)にしました。 Ver 1.5から Ver 1.6 への変更内容 変更1 REXR231.SYS Ver2.9A-R18 への変更 ・zipドライブを他のSCSI機器と一緒に接続して、連続して長時間データの 読み書きを行うと動作が不安定になる不具合を修正 ・より安定して動作させるためのオプション「/safety」を追加 設定手順は、「SCSI機器を複数台接続した不安定な場合」をご覧ください。 変更2:REXR231i.SYS Ver2.9A-R18 の提供 REX-R231に接続したCD-ROMからWindowsNT4.0を直接インストールするため のドライバを提供しました。 インストール手順については、REXR231i.TXT をご覧ください。 Ver 1.4から Ver 1.5 への変更内容 変更1:REXR231.SYS Ver2.9A-R17.11s への変更 ・ミノルタ DimageScan Dual を正常に認識しない不具合を修正しました。 ・以前のバージョン R10およびR14 を統合しました。 Ver 1.2から Ver 1.4 への変更内容 変更1:REXFMT.EXE の変更 ・2000年以降に/LABELオプションを指定してボリュームラベルを設定 した場合、ボリューム作成日が2028年以降になる不具合を修正 ・機器情報(Inquiry)に含まれるリビジョン番号の最後の1桁が表示さ れない Ver 1.3は欠番となっております。 Ver 1.1から Ver 1.2 への変更内容 変更1:REXR231.MPD Ver2.9A-R10, REXR231.SYS Ver2.9A-R10 の提供       Disk Ver1.1 で提供していた REXR231.MPD Ver2.9A-R14 では、以下の 機器で正常に動作しない不具合が確認されたため、再度 REXR231.MPD Ver2.9A-R10 を提供しました。 ・キャノン CanoScanFB620S ・メルコ DSC-UE4.3G, 8.4G また、REXR231.MPD Ver2.9A-R14は、MPD_R14 フォルダへ、REXR231.SYS Ver2.9A-R14は、SYS_R14 に移動しました。 ニコン製フィルムスキャナLS-2000を接続する場合は、こちらのドライバ (Ver2.9A-R14)をインストールしてください。 変更2:REXR231.INF の変更 Windows98/95においてメモリー範囲が競合した場合にREX-R231側のメモ リー範囲を手動設定で変更できるよう修正しました。 変更3:NTR231.INF の変更       CardWare for NT と組み合わせた場合に、リソースが割り当たらないため デフォルトのI/Oリソースを0400Hから0600Hへ変更しました。 変更4:REXFMT95 Ver2.51への変更 MOメディア未挿入時のエラー処理を追加しました。 変更5:REXFMT.EXE, REXFMT.TXT の移動 DOS用フォーマッタ REXFMT.EXEをDisk1のSCSIUTフォルダからDisk2のDOS フォルダへ移動しました。 3. マニュアル訂正事項 第1.0版から第1.1版への変更内容 変更1:制限事項に追加 パソコンのサスペンド状態では、SCSI機器の電源を切ることはできません。 4. 一時的制限事項 制限1:REX-9851(PC-9821用PC Card Adapter)には対応していません。 データ転送が正しく行われないことがあります。 制限2:8倍速CDRドライブ の8倍速書込みには対応していません。 書込み速度は、4倍速以下に設定してください。 5. WNASPI32.DLL について ・Windows NT4.0上でイメージスキャナ、フィルムスキャナを使用でASPIマネージャ (WINASPI32)を必要とするスキャナソフトを使用する場合にインストールしてくだ さい。 ・ORB の ORB Tool を使用する場合にも必要となります。 ・CD-R/RW用のライティングソフトには、ASPIマネージャが含まれていますので このWNASPI32.DLLへ差しかえる必要はありません。 特に、Adaptec Easy CD Creator がインストールされている環境で、この WNASPI32.DLLへ差しかえるとライティングができなくなりますのでご注意く ださい。 ・キャノン製スキャナソフトScanGearおよびScanCraftには対応しておりません。 アプリケーションエラーが発生します。  5-1. WNASPI32.DLLのインストール方法 (1) 本ドライバディスクの [ASPI32]ディレクトリを開きます。 (2) [WNASPI32]または[WNASPI32.INF]ファイルを選択してマウスの右クリック メニューを表示させます。 (3) 表示されたメニューの[インストール]を選択実行するとファイルがコピーされ てインストールが終了します。  5-2. WNASPI32.DLLのアンインストール方法 (1) コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除]を起動します。 (2) [RATOC WinASPI32 for Windows 2000/NT4.0]を選択します。 (3) [変更/削除(C)]ボタンを押すとWNASPI32.DLLの削除が行われます。 6. リムーバブルメディアに関する補足事項 MO/PD等をアクセスした時、「パラメタに誤りがあります」となることがあります。 フォーマットすることにより回避できます。ただし、フォーマット形式がスーパー フロッピーディスク形式でなくDISK形式となるため、DOSシステムからのアクセスが 不可能になる場合があります。Windows 95/98,DOSでのフォーマットをお勧めします。 回避は以下の方法で行います。 (1) 管理ツールのディスクアドミニストレータを起動します。 (2) MOの領域が”空き領域”になっていることを確認します。それを選択します。 (3) 「パーティション」 「作成」を実行し、作成するパーティションサイズを 全領域にします。 (4) ”空き領域”が”未フォーマット”に変わります。 (5) 「パーティション」 「今すぐ変更を反映」を実行します。 (6) ”ディスク構成を変更しました”と表示されます。「保存しますか」で 「はい」を選択。 (7) ”ディスクは正常に更新されました”と表示されます。 (8) 「ツール」 「フォーマット」を実行します。「開始」を押します。 (9) マイコンピュータからリムーバブルディスクでアクセスが可能になります。 7. 接続機器の転送モードに関する制限 以下の機器では、SCSIコンフィギュレーションユーティリティで転送方式の転送 速度を指定のモードに設定しないと正常に動作しないことが確認されています。 ● 「10MB/s」に設定しないと正常に動作しない機器。 ・MOドライブでドライブエンジンが以下のもの FUJITSU M2512A, FUJITSU M2513A ● 「非同期」に設定しないと正常に動作しない機器。 ・イメージスキャナ NEC PC-IN700/3S (MultiReader300) 8. スキャナを検出できない場合の注意事項 コントロールパネルのSCSIアダプタから確認するとスキャナは認識できているにもか かわらず、スキャナソフトを起動すると、スキャナを検出できないというエラーが表 示されて使用できない場合があります。 これは、Windows NT4.0対応のASPIマネージャ(WINASPI32)を必要とするスキャナソ フトでASPIマネージャが組み込まれていない場合に発生します。 このような場合には、本ディスクに含まれているWindows 2000 / NT用の32ビット 版ASPIマネージャを使用してみてください。 9. スキャナを使用する場合の注意事項 以下のスキャナでは、SCSIコンフィギュレーションで、キューイングをOFFに 設定しないとハングアップしたり正常に動作しないことが確認されています。 NEC PC-IN700/6SR (MultiReader600) SHARP JX-350 EPSON GT-5500 キャノン CanoScanFB620S を使用する場合は、コントロールパネルのデバイス で[SCSIScan]を無効に設定してください。 SCSIScanが無効以外の場合、「有効なTWAIN32ドライバが見つかりません」 と表示されて FB620S を使用できません。 10. PLEXTOR PX-R412Ceを使用する場合の注意事項 PLEXTOR PX-R412Ce 1.03 以前を接続する場合(SCSI機器接続ユーティリティで 確認します)、PLEXTOR PX-R412Ceのファームウェア書き換えが必要になります。 この作業では、専用のソフトウェアを必要としないでPLEXTOR PX-R412Ce自身の 機能で書き換えが可能です。1.04以降ではこの作業は必要ありません。 この方法は、PLEXTOR PX-R412Ceのマニュアルにも掲載されています。 (1)本ドライブの電源をOFFにし、ディップスイッチの1.3.4をONにします。 (2)ID NOを6に設定します。 (3)電源をONにします。前面のインジケータが左から右に流れるように点灯します。 (4)電源をOFF にします。ディップスイッチの3.4をOFFにし、ID NOを任意の値に 設定します。 (5)電源をONにすれば、変更完了です。 (6)PLEXTOR PX-R412Ce 8.03 と表示されます。SCSI機器接続ユーティリティで 確認します。 11.SCSI機器を複数台接続すると不安定な場合 SCSI機器をそれぞれ1台ずつ接続した場合は問題なく動作するが、複数機器を同時に 接続すると動作が不安定な場合は、以下の手順で「safety」設定を行ってみてく ださい。 (1) SCSIコンフィギュレーションユーティリティを起動します。 (2) safety の項目にチェックを入れます。 (3) [OK]ボタンを押して、SCSIコンフィギュレーションユーティリティを終了し、 パソコンを再起動します。 12. ニコン製フィルムスキャナCoolScanVを使用する場合の注意事項 ニコン製フィルムスキャナCoolScanVを接続する場合、「11.SCSI機器を複数台接続 した不安定な場合」の説明に従って、「safety」を指定してください。 13.SCSIコンフィギュレーションユーティリティについて SCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行して書き込みに失敗した場合、 EEPROMの内容が破壊されてしまう場合があります。 EEPROMの内容が破壊されてしまうと、SCSIカードが機能しません。 SCSIコンフィギュレーションユーティリティで読み出した値が不正な場合や、読み 出せない場合は、まず弊社サポートセンターへご相談ください。 EEPROMの修復が必要な場合は、サポートセンターでEEPROMの修復をさせていただ きます。 この場合の修復費用は無償とさせて頂きます。 ただし、弊社までの送料および輸送費につきましてはお客様のご負担とさせて頂 きます。 ----------------------------------------------------------------------- 本製品に関するご質問がございましたら、下記までお問い合わせください。 ラトックシステム株式会社 サポートセンター 〒556-0012 大阪市浪速区敷津東 1-6-14 朝日なんばビル TEL : 0120-033-555 (SCSI専用)Free Dial 月〜金 10:00〜 17:00 土曜、日曜および祝日を除く FAX : 06-6633-3553 24時間受付け インターネットのホームページでも最新の情報などをお届けしています。 ラトックシステムのホームページ http://www.ratocsystems.com お問い合わせの際には、QUEST.TXTを参考にして記入されるか、 以下の事項を記入して下さい。 ●製品名、シリアル番号、販売店名 ●使用されているコンピュータおよび機器メーカと型式 また、ご質問に関する回答は上記営業時間内の処理となりますのでご了承ください。 以上