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Windows 7 で使えるTAPE Backup Software

Windows 7 に標準搭載のBack Up Softwareは、TAPE Deviceをサポートしなくなっており高価なRetrospect Desktopをつかわないで使用できるSoftwareがないものか探していました。 Uranium Backup というSoftwareが無償で動作テストできましたのでご紹介します。

Uranium Backup 8.4.9
テストに使用したTAPE Device: HP StorageWorks Ultrium 232 (LTO1)
U2SCX-LVD - Windows7x64 PC

12カ国語に対応していますが日本語はないので、英語で使っています。
インストール後、Restore from Tape Deviceを選択し、TAPEサポートバージョンにアクティベートしないと使用できません。 評価は後日、記事にする予定です。

 

Linux Kernel 2.6.35 をもとにしたLinux Distributor にて標準でサポートしているSCSI PCI BOARDが少なくなってきています。 Fedora14 x64 の環境にて、PCI34WWIDE SCSI Boardを装着するだけでINI-A100U2W SCSI device driver; Revision: 1.02dと認識します。
お使いのLinuxが使用できるか確認する方法ですが、ドライバa100u2w.ko を探します。通常
/lib/modules/KERNEL-VER/kernel/drivers/scsi/a100u2w.ko にあります。

ない場合、U2SCX-LVDを検討ください。 TAPEドライブに直接接続しPCIスロットがなくとも使用できUSB TAPE DRIVEとして認識されます。いつでも取り外しができます、 ただし性能は劣ります。 比較表過去のBlogを参照ください。

USB変換によるSCSI TAPE装置の性能

U2SCX-LVDまたはU2SCXにて、TAPE装置のバックアップ性能が遅いといわれることがありましたので性能を測ってみました。 U2SCX-LVD(USB)と記載しているのは、動作モードをAUTOからMass Storage固定に変更していることを示します。

環境: Windows 7 x64 / Retrospect 7.6
ASUS P5K-E ICH9R / U2SCX-LVD / HP Ultrium232
4GBの非圧縮バックアップでの性能

U2SCX               240MB/分
U2SCX-LVD         240MB/分
REX-PCI34W       900MB/分
AHA 29320LP-R   900MB/分
U2SCX-LVD(USB) 1000MB/分
U2SCX(USB)      700MB/分

PCにもよると思いますが、USB Mass Storageモードで動作させたほうが高速になりSCSI Board使用時と変らなくなります。 遅いと感じるときはお試しください。 なおバックアップソフトから、HP Ultirum232 USB Device となっていても認識できるソフトウェアでないと使用できません。 インストール時はその他のデバイスにあるHP Ultirum232 USB Deviceのドライバ更新で互換性のないドライバの組み込みを指定しカテゴリの選択でTAPE Deviceを選択し、LTOのLTO装置を選択するとTAPE DEVICEの下にHP Ultirum232 USB Deviceが登録されます。

U2SCX-LVDでテープドライブライブラリを使う

DLT7000などのテープドライブが一つのSCSI機器装置の中に10数台格納されているライブラリ装置があります。 これらは、SCSI ID とは別のLUN(Logical Unit Number) で制御され、SCSI ID と合わせると200台近くのテープドライブを管理できます。
U2SCX-LVDに接続して動作するのは、LUN番号0の装置のみ動作いたします。 USBプロトコルの中にLUNの項目がありますが、U2SCX-LVDでは、SCSI ID番号をこれに使用し、複数のSCSI機器をディジーチェーンで使用できるようにしています。よってLUNは0番のみ使用できることになります。 つまりU2SCX-LVDでは、テープドライブライブラリはサポートできません。

DLT7000をMac Proで使うには

DLT7000またはDLT8000を、USB2.0-SCSI変換アダプタで接続しMac OS 10.5が動作するすべてのMacで使用できます。Mac proのフタを明けることなく、TAPE入出力が必要なときだけUSB接続できます。

DLT7000またはDLT8000は、WIDE SCSI PCI Boardに接続してDVD Studio Proで使用していましたが、PCI Boardを装着できるMacであることが条件になりMac proでは装着できません。

U2SCX-LVD  USB2.0-WIDE SCSI変換アダプタ

U2SCX-LVDの設定をUSB Mass Storage Mode固定に変更する必要があります。

 

ServerPCでSCSI TAPEを使うには

Server 2003 x64 の環境で、Adaptec 29320LPを経由して、SCSI HDD数台とSCSI TAPE装置2台を接続していました。が今度購入のServer PCには、PCI SlotがなくなっておりSCSI PCI Boardを取り付けできません。
PCI接続のかわりにUSB2.0接続で複数のWIDE SCSI機器を接続できます。
U2SCX-LVDに、SCSI WIDE HDDおよびSCSI WIDE TAPEをSCSIディジーチェーンで接続しServer PCには、USB2.0で接続します。 転送速度は、U2SCX-LVDの最高40MB/Sになりますが、SCSI TAPE装置の性能をそこなうものではありません。 WIDE SCSI TAPEドライブの性能にもよりますが、EXABYTE VXA-1を接続して測定した結果です。  RectroSpect BackUp Softwareを使用。
29320LP接続    -- 184MB/分  14GBのBackUpで80分
U2SCX-LVD接続 -- 180MB/分  14GBのBackUpで82分

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